京阪式・2拍語のアクセント型
京阪式のアクセント型は、大きく2つのタイプに分かれます。
- 高く始まる(高起式)。下降するまで高く続く。
- 低く始まる(低起式)。低く始まり「語末の直前」で上昇する。
また、アクセント型は、「高\低」に下降するかどうか、下降するなら単語のどの位置か?で決まります。
- 起伏あり=下降する(どの位置で「高\低」に下降するか)
- 起伏なし=下降しない
つまり
の4つに分類できます。
京阪式のアクセント型・2拍の単語では
2拍の単語では、具体的には
- 高く始まる(高起式)
- 下降あり。1拍目の後ろで下降する (アクセント型ID=#1)
- 下降しない (アクセント型ID=#3)
- 低く始まる(低起式)
- 下降あり。2拍目の後ろで下降する(アクセント型ID=#2)
- 下降あり。2拍目が長音化して、拍内で下降する(アクセント型ID=#2down)
- 下降しない(アクセント型ID=#2;助詞なし。アクセント型ID=#0-H; 助詞あり)
の5種類が存在します。
起伏あり(下降する) | 起伏なし(下降しない) | |
高く始まる(高起) | ・(#1) 高起 1拍目のうしろで下降する | ・(#3) 高起 下降しない |
低く始まる(低起) | ・(#2) 低起 2拍目のうしろで下降する ・(#2down) 2拍目が長音化して下降する | ・(#2 or #0-H) 低起 下降しない |
高く始まる(高起式)・起伏あり
アクセント核=1拍目(1拍目のうしろで下降する)
- H\L(助詞なし)
- 高く始まる(高起式・H型)
- 1拍目のうしろで下降する(H1型)
- アクセント型ID= #1
- H\L- L(助詞付)
- 高く始まる(高起式・H型)
- 1拍目のうしろで下降する(H1型)
- アクセント型ID= #1-L
高く始まる(高起式)・下降しない
アクセント核=なし(下降しない)
- H H  ̄(助詞なし)
- 高く始まる(高起式・H型)
- 下降しない(H0型)
- アクセント型ID= #3
- H H – H  ̄(助詞付)
- 高く始まる(高起式・H型)
- 下降しない(H0型)
- アクセント型ID= #3-H
低く始まる(低起式)・起伏あり
アクセント核=2拍目(2拍目のうしろで下降する)
- L / H (助詞なし)
- 低く始まる(低起式・L型)
- 2拍目のうしろで下降する(L 2型)
- アクセント型ID= #2
- L / H \ – L (助詞付)
- 低く始まる(低起式・L型)
- 2拍目のうしろで下降する(L2型)
- アクセント型ID= #2-L
アクセント核=2拍目(2拍目が長音化して途中で下降する=拍内下降)
- 低く始まる(低起式・L型)
- L / [H\L] (助詞なし)
- 2拍目が長音化して、2拍目の拍内で下降する(L2型・拍内下降)
- アクセント型ID= #2(down)
- L / [H\L] – L (助詞付)
- 低く始まる(低起式・L型)
- 2拍目が長音化して、2拍目の拍内で下降する(L2型・拍内下降)
- アクセント型ID= #2(down)-L
低く始まる(低起式)・下降しない
アクセント核=なし(下降しない)
- L / H (助詞なし)
- 低く始まる(低起式・L型)
- 語末の直前で上昇する
- 下降しない(L0型)
- アクセント型ID= #2
- L L / – H (助詞付)
- 低く始まる(低起式・L型)
- 後続する助詞の直前で上昇する
- 下降しない(L0型)
- アクセント型ID= #0-H
リンク
京阪式・他の拍の単語のアクセント型
東京式・同じ拍の単語のアクセント型
東京式・2拍語のアクセント型